私は現在、練馬区という東京都西北部の(23区中の最後にできた)区の

私は現在、練馬区という東京都西北部の(23区中の最後にできた)区の、駅にほど近いア
パートに犬と住んでいます。
この犬はシーズーミニチュアダックスの雑種で、自分の名前を「かわいい」だと思い込
んでいる、知る人ぞ知る要介護犬であります。本当は、介助犬にしようと目論んだのです
が、飛び切りの過保護に育ってしまいました。
部屋の広さは多分55?ほどで、事務所を兼ねていますが犬小屋です。家賃が15万円強で、
隣の部屋も借りているので笑えるほど貧乏ですね。いっそホテルに住もうかな?と、真剣
に悩む54才今日この頃です。犬がいなければね。
取りあえず、倉庫にベッドがあるような暮らしです。
介護は、同じ私鉄沿線の学生が10人前後で、15年間24時間×365日、ローテーションを組
んでくれています。
10人前後と曖昧な表現をしましたが、15年前に人工呼吸器をつけて退院した時は、介護専
門職3人(日勤)と学生有償ボランティア3人(夜勤)だけの体制でした。現在は20人前
後の有資格者が、常に私を監視しています。

*なぜ24時間他人介護が実現したか?
もともと介護には不向きな家族ではありました。
自発呼吸のある時は、弱い人間が耐える事で体裁を整えてきましたが、
人工呼吸器を離せなくなると、忍耐なんてしてたら死んでしまうんですよ。私が死ぬと言
う事は誰かが殺す訳で、これまた極めて悩ましい事なのです。
 それやこれやで、呼吸器をつけて退院する時に病院のMSWが大学の学生課に求人案内を
出し、4人の応募者があり病棟看護師さんが介護看護指導をして下さいました。
MSWと病棟師長の苦労話は、後日、本でも書いて儲けようと思っています。
ともあれ超危うい24時間他人介護も16年目の春です。