ぐうたらな犬とチョーぐーたらな私

ポン様は相当にグウタラさんだと思います。
○○のくせにとは言いたくないけれど、さすがにウチのこ努力しません。
お部屋のドアを少し開けておくのだけれど、あと一押しの努力をせずに待っている。まる
で私のようで、ついつい開けて!と言ってしまう。
ぽんちゃんの部屋は車椅子置き場と洗濯物干し場を兼ねている。
ゲージの中とドアの近く、テーブルの下に3種類のふとんがあり、時を選び場所を選んで
眠っている。
隠れて眠る事は少なくて、蹴られても踏まれても譲らずに人の邪魔をする。
外出がちなので、犬のパターンで暮らせない事が多くて不満気。
日本ALS協会会長と暮らす犬は忙しい、人工呼吸器と暮らす犬は相当なストレスと暮らしている。
人工呼吸器がそばにあるだけで嫌いなシャンプーに通わされる。
短足なので、散歩は都会では無理。

昨日テレビでコミュニケーションが取れなくなったら呼吸器を外して欲しいという患者が出ていたが、彼は晴れた日は毎日散歩しているようだ。
患者というものは気楽なものだ。ポンの散歩を目的に外出したのは去年のゴールデンウィークが最後だ。もちろんコミュニケーションは一方通行である。
こんなに可愛いのになんて不公平な日本なんだ。

重ねて言うが、患者が死のうが生きようが宇宙の歴史の中ではまったく問題ではない。
ポンの散歩と同じようなもんだよ。
犬の言葉は人に伝わらないけれど人間が他人の人生に示唆を与える発言をしてはいけない。

理由は簡単です。
私は神様ではないから。