もっとコミュニケーション

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長年、透明文字盤の普及に努めてこられた女性発明家で、ALS患者、在宅人工呼吸器療
養の先駆者である高井綾子氏が逝かれてひと月。
お茶目さんという形容がぴったりの彼女に、もう会えないことの悲しみは当事者にしか分
らないと思う。
いつも前進だけ考えてた綾子さんの晩年を、ひとりで支えていらしたお嬢さんのご苦労は
察するにあまりある。
そろそろ東京都も、特別区と市町村部の差別を止めて欲しいな。
同じALSでも三多摩の患者と、23区の患者では雲泥の差であります。
たとえば東京都支部長は都下の小さな市に住み、医療依は無料、神経病院は無料で使い放
題である。
しかも行政交渉には一切出てこない。
一度だけ、神経病院の経営形態が後退しそうになったときは身を震わせて出てきた。
特別区の患者が、医療費と介護費のために死んでゆくのも知らんぷり。
高井さんは、ご自分とは無関係な東京都との行政交渉にも、国会周辺のデモにもどちらか
が参加してくれた同志でした。
東京都支部設立時に支部長をお願いしたら、チョ〜〜あっさり断られた。
佐々木さんの言われる通り、人事の失敗は取り返しがつかない。
支部設立10周年、特別区の保健行政はズルズルと後退しています。
新しいALS患者は、特別区での在宅は相当に難しいです。
ポンちゃんピンチ!