誰の尊厳を守るための死なのか

joec03152011-12-21

震災の前に桜井充議員が出しかけていた気がする。

彼は医師で、吸引を病院の看護士に習ったという記憶があります。

10年以上前のことです。

吸引問題が持ち上がってすぐに東北大学で開催されたシンポジウムの席でした。

医師法医師法と言われても、医師は学校で吸引を学ばないと言っていました。

話は戻りますが、今は尊厳死の法制化に力を注いでいます。

12月8日の新聞報道の素案が本当なら、ちょっと滑稽すぎて笑えます。

そもそも人の死を法で決めるセンスのなさはもちろんですが、本人の意志に関わらず、家族が治療停止の判断をするなんて尊厳なんてなさすぎる。

裕福な家庭の高齢者は死の順番で遺産相続に大きな影響が出ます。

生死はすでにビジネス化されています。

高齢者はすぐに遺言を書きましょう。

隠し子のいる人は特に急いでください。

大変なことになります。

尊厳は人に認められています。

ポンちゃんに尊厳はありません。

2007年の時に哲郎さんに言われました。

尊厳を人権に置き換えてみたらどうかな、ということでした。

そうなんだなと思いながら、犬権もないなと思います。

治る見込みのない病気の治療停止が尊厳を守ることにつながるとは思えません。

しつこいようですが、尊厳は個々人の内に秘められた個性で、それ以外の人が干渉してはいけません。

一昨年まで、終末期医療の在り方懇談会の参考人でした。

私を参考人にすることで、ALSの呼吸器外しを抑止できたと思います。

同じ時期に千葉県のALS患者の「呼吸器を外してください」が大きく取り上げられて、懇談会でも毎回資料として出されたことには困りました。

もう患者を守らなくて済むことは、いいかなと思っています。

最後に、議連の事務局の議員は震災直後に練馬まで支援物資を取りに来てくれたりもします。

みんな頑張れ。
自分の命は自分で守れ!