まさかの超尊厳死

確かに私はタカをくくっていました。
自署できない者の事前指示書なんて
認知されるはずがないと信じていたのです。
ところが今般の6歳児の脳死判定です。
これなのかっ!!と思いました。
4月から生命にかかわる二つの診療報酬が
改定されています。
NICUから退院調整を受けた小児を有床診が
受け入れたら20000円
30日以内に看取ったら10000円加算
というものです。
連日、議員会館厚労省に通いましたが、
30日以内は消すことができませんでした。
フィラデルフィアのリハセンターには、
世界中から第二の脳を作り出すために
子どもたちが通っています。
ドナーの親を責める権利も意思もありません。
特に母親の決断には尊厳を感じます。
わが子の体温を好んで失くしたい母親はいません。
臓器移植の現状を考えての
我を封じ込めての決断です。
日本の医学には正しい方向を目指して欲しいと思います。
確かに、人が30年で死のうが50年で死のうが
歴史的には全く違いはありません。
でも、思い悩みながら死んでいく者たちが
歴史をつくっていると考えます。
あまりのショックに愚痴を書きました。