綾子さんを送るの辞

綾子さんを送るの辞

 

初めてお目にかかったのは、中野サンプラザの舞台でしたね。JALSA基金のチャリティーコンサートの舞台挨拶でした。指揮者の山本直純さん、松岡幸雄事務局長、高井さん、私でした。これで残されたのは、私だけになりました。綾子さんが、ご主人に送られた言葉を頂きますが、「どうぞゆっくり待ってて下さい。私は当分そっちにはいけません。」

今頃は、キュートな笑顔でいたずらを企んでいらっしゃることでしょう。私は、綾子さんの分も文字盤を普及させる仕事が増えました。直子さんと二人で文字盤を普及していきますので安心してください。

現在、私がここに暮らしているのは、あなたと直子さんが作ってこられた在宅システムのおかげです。

心より感謝をこめてお別れの言葉とさせていただきます。